私たちはたぶん、webとmixiに引き裂かれる閲覧者の最初の世代だ。
届きました。ハードカバー。CD 2 枚付き。やっぱこれからはロシア語ですよね。Wikipedia のロシア語ページなんか見て、やっぱかっこいいなと思っていました。Kraftwerk「ManMachine (邦題:人間解体)」なんかでもキリル文字は効果的に使われてますよね。ロシアン・アバンギャルドってやつなのですか、詳しくは知りませんけれど。とにかく、こいつで勉強していきましょう。
あと、ロシアの教科書といえばアネクドートなわけで、ちょっとテキストの先のほうを探してみたらやっぱりありますね。後半のスキットは、ほとんどなんらかのオチが付いています。さすがです。そして文学!最後の方の長文読解なんか、レフ・トルストイ「三びきのくま」*1ですからね。ウホッ、たまらんわい、です。
それで聞き取り CD を聴いているわけですが、どうしてこうロシア人の女性の喋り方というのはみんな同じなのだろうという気がしてきます。以前、日本放送協会 (NHK) のロシア語会話番組を観ていたときに、途中の息抜きでやはりアネクドートが挿入されるのですが、そこでのロシア人女性の喋り方を、なにか演劇用につくった喋り方だと思っていたのですよ。でも、やっぱり普通の会話でもなんだかそんな風に聞こえます。うまく説明できませんが、おばあちゃん喋りという感じです。これが言語が話し手の感情に影響するという例なのでしょうか。
とにかく僕はこれで目指します。何十年かかけて、ロシア文学を原語で読破しようと。
*1 いま、三びきのくまでググってみるとなかなか面白いページを見つけました。歌代和正「Perl5 デスクトップリファレンス 監訳者あとがき」です。http://www.srekcah.org/~utashiro/docs/perl5ref-3/atogaki.html