>> 秋の月ちぢに心をくたききてこよひ一よにたへすも有るかな
>> 晩御飯。ファミレスに一人で行って、めちゃくちゃに食べました。北京ダック、麻婆豆腐、長崎皿うどんの大皿、四川チャーハン、ワンタンメン、杏仁豆腐。一人でテーブル二つを使い、鶏肉をつまんでは米粉の皮でつつみ甘辛い味噌につけて口にほうりこみつつ、最初は甘いけれど後から舌がヒリヒリするほど辛くなる麻婆豆腐を取り皿にとり、皿うどんの大きな海老をついでにつまみあげ、口が油でいっぱいになれば中国茶を飲み、チャーハンを鶏がらスープで流し込み、全身を使って、下品になるギリギリ一歩手前のところまでのテーブルマナーでむさぼりました。甘だれの最後の一滴まで平らげると、しばらく一休みしてから、杏仁豆腐の冷たくて甘ったるいシロップをのどをうるおし、鮮やかすぎに色づいたさくらんぼうと、さっぱりとした豆腐を咀嚼し、またシロップごくごくと飲みつくして、最後にエスプレッソ・コーヒーを砂糖なしでゆっくり飲み、やっと落ち着きました。別にそんなにお腹が空いていたという自覚はなかったのですが、なにやらスイッチが入ったかのように、めっぽう詰めこんでしまいました。
でも、最初のスープのひとすすりから、最後のコーヒーの香りが消えるまで、舌の快楽は完全に持続しましたし、食材のひとつひとつと、調味料の調和を感じることができました。本当に素晴らしいです。あまりの素晴らしさに涙すら出ました。
……しかし、食べ終わってしばらく経つと、なんでしょうかね、これは。北京ダックはパサパサで脂っこく、麻婆豆腐はひたすら辛いだけ。ワンタンはべろべろでスープも化学調味料くさい。杏仁豆腐は胸焼け。コーヒーは香ばしさが無くおが屑の味。数分前に感じた思考がいやらしくて情けなくて、僕はもう悲しくなりました。
それは何故でしょう?
9/11 の日の引用が村上春樹だったのに驚いていたら、もう終了ですか。残念ですけれど、新しい本を書くためならば仕方がないです。
ところで、HEADZ の佐々木敦さんが BLOG をはじめていたのですね。偶然知って、アンテナに加えさせてもらいましたけど、もうすでに何人もが登録していたので驚きました。皆さんアンテナ高いなあ。
表紙がカラスのあの本なんでしたっけ?とずっと考えていたらひょんなことから思い出しました。そうそうクラバートですよ。お話は完全に忘れてます。今後また忘れたときに思い出せるようにメモしておきましょう。
GCJ + SWT は最高すぎます。そう、今まで Windows 上でのちょっとしたフリーソフト開発には VB や Delphi を使うのが定番でしたが、ライブラリ豊富で書き馴れた Java でが使えて、それでいてあのいやらしく小汚い Swing を使わなくてすみ、さらにはネイティブの EXE 形式で実行・配布できるというのは実に素晴らしいです。Java Web Start なんて気持ち悪くてやってられません。ネイティブコンパイルではサイズがかなり大きくなりますが、それでも 4MB + 300KB(SWT の DLL) 程度ですし、今ではもう軽いでしょう。GUI デザインには eclipse のプラグインである swt-designer を使えば簡単です。windows 実行形式のリソース(アイコンやバージョン情報)を変更するには windres を使いましょう。
あの本のペーパーバック版
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