» [book] ゲド戦記朗読 CD 感想メモ
- リュートから始まる。喋っているのはル・グィン本人。透き通ってていい声。オンリー・イン・サイレンス・ザ・ワード。
- ゲドの幼名ダニーはドュニーと聞こえる。羊集めの魔法ノースハイアスモークマンホークハンマースハンとともにエリスンと交代。おっちゃん声。これがあのグラサンの……とか思う。
- オギオン(オジオン)との修行時代。エリスンの領主の娘の演技が始終ウラ声できもい。黒影号の船長の演技はうまい。
- 大賢人ネマールさまはアークメイジ・ネマリー。ヒスイはジャスパー!悪そう。カラスノエンドウはヴェチィ。脇役っぽい。そういやハイタカはスパローホークだけど今から考えるとすごくインディアンくさい名前。
- 手わざの長(マスター・オブ・ハンド)は陽気なおじいちゃんで面白い。宇宙の均衡をイークーイビリュウームと伸ばして言ったりする。邦訳で闇を生み出すと言う部分はまんまシャドーと言ってる。怖い。
- セゴイはセゴイ。少し前まで鯉のことだと思っていたのは秘密。ハード語の泡サキーンはサクワイン。
- ルージング・シャドー(影を放つ)。九柱戯は当時はなんのことか分からなかったけどボウリングのことか。ルース・ロビンスの挿し絵にも出てくるお供の動物はオタック。
- エルファーラン姫を呼ぶのは二回。影の描写が怖い。様式の長はマスター・オブ・パターンか。ジェンシャーさまは意外に明るい人。影もエルファーラン姫の名前もユング心理学から来ているとは知らなかった。
- ヴェチィ(カラスノエンドウ)は短い名前のくせにエスタリオルなんてかっこいい真の名前を持ってるな。ここは名シーンでいつ聞いても感動する。
- クレムカムレクが出す書物の名前「神々の業」はアンダーテイキングス・オブ・ザメイカーズ。これでググると原文の全テキストがみつかったりする。
- ペチバリの息子アイオスはイオエス。漁師の息子にしては立派な名だと思っていた。しょうこう熱はレッド・フィーバー。
- ペンダーの竜の演技がめちゃくちゃに邪悪そうで怖い。ゲドは拒絶するときはノー・ドラゴン・ノーノーと歌うように言っている。ウィズ・ユア・ネェイム・イーエボー!かっこいいよゲド。
- オタクへの呼びかけは「ホイグ、ホイグ、小さなやつ、無口なやつ」。ペットじゃなくてお供っぽい。エリスンは「ホードの武勲」にちゃんとメロディをつけて歌ってる。テレノン宮殿を紹介してくれる商人のエージェントはぼんやりした平坦な感じ。操られてる。
- スカイアーはスキオール!しかもめっちゃ荒くれてる。全部の R で舌を巻くし。オスキルの商業都市ニーシャムはノウシャム。
- スカイアーを喰い尽くした影に追いかけられて走るゲド!走る!怖すぎる。
- 七章。邦訳は「ハヤブサは飛ぶ」だが原文ではタカの飛翔。セレットさーんはかわいい声だ。しかし言ってることは怖い。代償はプライス。ここの名シーン「ひ、ひ、ひかりだ。」ではエリスンはどもっていない。
- ベンデレスク王がセレットを「たれながしのばば」に変えようとしたがこれは「悪口を垂れ流す婆」のこと。エイカブロイ・アイ・オエルワンター!この時、王が何度もアイ、つまり私、私と繰り返すのが印象深い。
- "I ran hot lead in the marrow of their bones" だって。女こわー。ああ、オタク……。ゲドが姿を変えたのはタカ。ハイタカではなくてピルグリム・ファルコン。
- 「エンラッドの口」はエンラッドの顎。"All Things have a name."オジオンさまはかっこいいなあ。ゲドにおやすみ我が息子よと声をかけている。「師よ、わたしは狩りに参ります」を最後の最後にいうのが英語のかっこよさ。
- エレス・アクベの腕環の片割れシーンはやっぱりだれる。後から付け加えたのかな。くくりのまじないはバインディング・スペル。