» 体調はまだ不調ですが風邪はあらかた直った/治ったようです。しかし、病気で苦しんでいるというのは本当に腹が立つことです。これは自分の設計のバグで苦しんでいるわけで、僕を設計した人に出てきてもらいたくなります。とくに何故苦しいのか簡単にわかる場合は、簡単にデバッグするところを残しておかなかった設計者を恨んでしまいます。痰の分泌を抑制するホルモンぐらい自分の力で分泌できてもよさそうなものです。
» しかし、病気の本当に恐ろしいところは病気そのものではなくてその苦痛で自分の考えが変わってしまうところにありますね。長い間苦しみが持続するので意識しないうちに考えの重みづけが変わってしまうのです(もっともこれは意識のモデルに重みづけ理論を採用している人だけのことですが)。長い間おそるべき病魔に晒され続けて、それでもなおかつどんなことにでも平坦な理論を作り上げ、統計的にもっとも有り得べき結果を想像することができるような人間に僕はなりたいです。いや、この文の前半仮定はないほうがもっといいですが。そうすることが難しいという意味でも病気というものが憎らしくて仕方がないです。
翻訳家の大森望さん岸本佐知子さんとライター豊崎由美さんの対談。タイトルが長い、そして字が小さい。翻訳の苦労話が面白いです。