>> 今月の UNIX MAGAZINE を読むと、なんとあの本棚.org が記事になっています。書いた人は開発者の増井さんです。かなり詳細な紹介になっていて、読んでいるとまるで記事を書くためにサービスを立ち上げたようにみえてしまいました(これは冗談です)。自分の本棚はもう最近飽和してしまって、あらたな機能追加等がないと付け加えるものはあまりありませんが、小さな書評を書いたり、このメモのほうにフィードバックしていきたいと思います。このメモは僕のメモなのですが、更新するとなんと他のアンテナに更新情報が伝わったり、RSS の情報が書き換わってしまったりする大仰なものになってしまっているので、ちょくちょくと本の感想を書いていくのには向きませんから。そう毎日メモするネタもないことですし。
現在の本棚.org でなんといってもすごいのはやはり suchi さんの本棚でしょう。本の登録数が 2140 冊で、僕の登録冊数の 8 倍です。本の方向性や社会条件の違いもあるのでしょうが、この数字には圧倒されます。suchi さんのサイトに本が崩落現象をおこしたときの写真がありますが、すごいことになっています。人が下にいれば死んでいるでしょう(参考:文字禍)。ただ、(天文学の勉強をすると日常の数字がなにもかも小さくみえるように) 2000 冊というのも、数字だけを何度もみていればそれほど多いとは思えないような気がしてくることも確かですし、実際に部屋を一つ本で潰している人を知っていたり、階下の天井を本の重みで抜いてしまったというニュースをきいたこともありますから、こういう人は稀ではないのかもしれません。そういう意味では、昼食に 1200 円の天ぷら御前を食べるのはまったくの罪ですが、2500 円のハードカバーを買うのを躊躇するほうが逆に罪であって恥ずかしいことなのかもしれません。ああ、それにつけても本の欲しさです。今月はジェフリー・フォード「白い果実」をまだ買ってませんし、来月はイーガンの「万物理論」がでますし、イアン・ワトソン「エンベディング」がでますし、奇想シリーズ2のアルフレッド・ベスター編もでます。僕は読むつもりです。実際に金銭に関しては、イメージの高い安いに惑わされずに、厳密に計算して買えるぶんだけを買うべきです。難しいものです。
ところで、本棚.org と似たサービスでブクログというのができています(from 本棚.org 掲示板)。Javascript で書影を変形させて本当にヴァーチャルな本棚を作っているのが面白いですが、実際の本棚.org に対する利点としては Amazon アフェリエイトが登録者のものになるということでしょう。欠点としては、えーと、トップに Win + Mac と書いてあるところと、jugem のサービスであるということかもしれません。頻繁にメンテナンスされるのです。
現在、最終回を迎えようとしている超星神グランセイザーの後番組です。このメモでも何度もとりあげましたが、グランセイザーは非常に素晴らしい番組でした。最初の頃は 12 人もヒーローがいて、混乱するのではないかと思っていましたが、ヒーローが多いことによる初期の内部闘争は非常にスリリングでした。もっとも、後期になると活躍できないヒーローが出てきたのは否めませんが。しかし、後期グランセイザーが前期グランセイザーよりもあまり面白くないのは、それが原因ではなくて、敵の矮小化にあるのです。後期では一話完結スタイルが多く、前期のボス、佐伯カリンのようなカリスマ性や、インパクター星人たちのような団結力を持った敵が出てこなくなったからでしょう。もちろん、一話完結でも、宇宙人に身体を乗っ取られた宇宙飛行士の話や、犯罪者を追う宇宙刑事、自我に悩むロボットの話など、面白い回もありましたしたが、ストーリーの流れとしてぶつ切りだという印象は拭えませんでした。
ですが、最終話に向けて、戦いを終わらせるために戦おうと決意する主人公の姿はとても晴れがましいです。なぜかというと、戦いのための戦いというのは矛盾ですが、それをあえてやろうとするのがヒーローだからです。「こちらが正しい、そちらは間違っている。話し合うことはなにもない」という姿勢は(主にアメリカなどの)子供向けヒーローがよくやりますが、そうはしないところに、子供向けではない真剣勝負の話を作りたいのだという意欲が伝わってくるのです。それが実際に機能してるかはさておいて。
そして、この番組のもうひとつ見どころはその映像美でした。ロボット戦における川北ビームの派手さは目立ちますが、対人格闘における素晴らしい殺陣の数々、また、それを効果的に撮るカメラワーク、毎回が驚きでした。話として観るべき価値のないときでも殺陣に救われていたこともありました。ヒーローが 12 人いることで、12 通りの武器があり、そのうちの珍しい得物による殺陣が新鮮だったというのがあるでしょう。こういうのは剣や銃といったありきたりなものになってしまうことが多いのですが、斧付きトンファー、両手持ち剣、鉄扇、それに双刃槍といった普段目にすることのない殺陣は実に素晴らしかったです。
いや、しかし今期の TV 特撮は豊作でした。「実写セーラームーン」、「グランセイザー」、「ウルトラQ」(のいくつか)、「デカレンジャー」、そして「ふたりはプリキュア」。素晴らしい格闘シーンと心震えるシナリオをたくさん楽しむことが出来ました。まだまだ続く番組もあり、もうすぐ終わる番組もありますが、今期ほどの品質を保ち続けるといいなと思うのでした。
これは以前どこかで見掛けたかもしれませんが、今日たまたまたどりついて、読んだら非常に面白かったのでメモしておきます。
とりわけ笑えるのは BeOS プログラマーズガイドの 2 関数でしょう。
昨年積み直しました。<br>http://suchi.srs.ne.jp/sb/<br>そのときの様子です。
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