>> 桜が散ってしまいます。散らないで欲しいです。時間が過ぎないで欲しいです。明日が来なければいい、今日の次は今日、その次も、その次もずっと今日がいいなのです。今日は暖かくていい日ですし。
しれっと書いたメモに反応されて死にそうです。間違って飛んできた皆様、ここには何もありません。ここは頭が悪く何の目新しいところのない平凡な意見が脈絡なく書きなぐられている場所です。しかし、そういう意見を言うことは決して悪いことではないと今でも信じています。そういう頭が悪く平凡な意見は僕が書かなくても別の頭が悪く平凡な人が考え、いつの日にかサイトへ大挙して押し寄せることでしょう。敵の手に渡るぐらいならいっそのこと僕が……という論理を使用するのです。そう、これは自己犠牲の精神です。皆がなぜ僕のことを救世主と呼ばないのが不思議でなりません……。嘘です。これは冗談です。
これはレベッカさんの言うとおりでした。僕がネットに繋がらないまま「ウェブログハンドブック」の書評のようなものを書いたとき、ローカルで編集していた段階ではさらに続きがありました。それは「レベッカの言うウェブログのポリシーはまったくもって素晴らしい。だが俺自身はそれに従いたくない。それを卑怯な態度だと呼ぶのなら呼びたまえ」ということを弱虫っぽく書いたものでした。この部分は公共のネットワーク施設からアップロードするときに、あまりに弱虫っぽいので消してしまいました。僕は間違っていました。(ココカキカケ)
うう、早速とりあげられています。ただ、このハイライト表示プラグインの仕様変更は、ユーザーの設定した情報を消してしまっているのが問題だと思います。このプラグインは専用の設定画面を持って、そこでハイライトの文字色と背景色を指定していました。一昨日の仕様変更で、そこに指定していた色情報が消えてしまいました。仕様を変更するのは全然構いませんし、より便利になるのなら大歓迎です。しかし、変更の際にこのデータをCSS へコンバートしてくれたほうが僕のように驚く人が少なかったのではと思いますです、はい。なんか書いていてどんどん自分が粘着みたいに思えてきて嫌になってきました。無料でサービスしてもらっているのに申し訳ないことです。しかし、tDiary.net を使わせてもらっている以上こういう指摘をすることもバグ出しの一つではないか、これが僕の有用性ではないか、という論理を使用するのです。tDiary.net を使っていてハイライトが変な色になったと思っている方々も、僕が自分自身を犠牲にして指摘したことで、どうすれば元の色に戻るのかが分かったことでしょう。tDiary ユーザーは僕のことを救世主と呼ぶべきだと思います……。嘘です。これは冗談であり、同じことを 2 回言うというもうひとつの冗談でもあります。
このことを書いていて思い出したのが、ボール・グラハムさんが書き、先日 Shiro Kawai さんが訳したこの文章です。Web アプリケーションの可能性について書かれた非常に面白い文章です。そしてこれは強烈な檄文でもあるのです。読むとベンチャーを立ち上げたくなります。
もうひとつ取り上げられたのが、はてなダイアリー - 視基です。うう、あのように書いたのがお気に障ったのなら申し訳ないと思います。しかし、僕にはキャラクター造形として小説を書くはてなダイアラーというものが非常に魅力的に写りました。放っておくと衣服が溶けるという設定はブラッドベリさんの短編「長雨」の中で金星人に苦しめられる地球人を思い出させます。のです。それからメタフィクションという言葉は、リアルでない小説という意味ではなく物語のなかに作者や読者が登場したりするような小説という意味で使いました。
そう、最近はメタフィクションばかり読んでいるのです。この前も図書館でカルヴィーノさんの本を探していたら、ピランデルロさんのショートショート「ある『登場人物』の悲劇」を見つけました。小松左京さんが訳しているので SF です。ピランデルロといえば、ノーベル賞作家で、イーガン「順列都市」の中でも元ネタとして「エンリコ 4 世」挙げられていました。これは相当狂った話で良かったです。オチはほとんど無くて設定が身上のお話なので説明することはできませんが、3 重構造のメタ・メタフィクションなのがいいです。そしてこの人もイタリア人です!まったく、イタリア文学熱が高まってきました。パヴェーゼさんとかダンテさんとかも読んだほうがいいのでしょうか。