»♪私たちは音楽製作家、そして私たちは夢の夢見人 --- 「夢のチョコレート工場」より
ダイセイザーはメカアケロン星人にしか見えません。インパクターもセイザースーツのプロトタイプに見えますし、もしかしたら、あれは全てやらせなのかも知れません。宇宙連合との戦いで一人生き残ったゴルビオン、最終ボスの後ろにある階段を登ると、そこにかみが。「どうしてもやるつもりですね これもグランセイザーのサガか…」で闘いになり、つかう→ブラストソーでチュイーン「やっちまったぜ」という最終回だったらどうしましょう。
読みました。非常に面白かったです.いろいろなスタイルが楽しめる芸達者な作家だと思いました。万能 SF 作家テリー・ビッスンと呼びたいです。表題作のふたりジャネットだけはあんまりピンときませんでしたが、万能中国人シリーズはお腹が痛くなるぐらい笑えました。ウー理論の適当さ加減がいいです。ウィリス「航路」を彷彿させる臨死体験をテーマにした「冥界飛行士」も、グロさのなかにユーモアが散りばめてあってビッスンらしい作品です。この 2 作品がとくに気に入りました。しかし、翻訳にどうも「〜した。〜思った。〜やった」という「た」語尾が多過ぎるのが気になりました。お話しにのめり込んでしまえばそれほど気になりませんが、導入部からこれの連続は興がそがれます。それから前にも書きましたが、ちょっと値段が高いです。青背の 900 円でもかつかつの僕には辛いというのに、ソフトカバーで 1900 円はかなり躊躇してしまいます。「平ら山を越えて」と「マックたち」も収録してこの値段ならもっと良かったのですが。
読みました。面白かったです。ファンタジーというレーベルにだまされました。結末さえのぞけば、バリバリの生物系 SF で、椎名マコティックな変な生き物が沢山出てきます。構成も荒削りで結末もアレですが、こんなのを 21 歳で書いてしまうスターリングはすごいです。塵でできた海、そこに住むクジラ、鮫、鮫と共生関係にあるパイロット・フィッシュ、数で圧倒する塵馬、恐ろしいイソギンチャク*1。ヒロインが改造人間 (しかも両生類系) であるというのも気持ち悪くていいです。しかし、ここまで独自の世界を構築しているのに、あの結末は惜しいです。潜塵服とか用意して都市へ突入して欲しかったです。こんないい作品は SF 文庫で出すべきだと思いました。
*1 ダライアス?