>> こわいぐらいの冷夏、そして降り止まない雨。これでヨーロッパは猛暑というのですから、気味が悪いです。
>> tDiary2 で wiki-style が使えるようになっています!!素晴らしい。その他にも keyword やリンク元強化プラグインとかも設定できるようになっていました。かずひこさん、ありがとうございます。各プラグイン製作者の方々にも感謝です。
>> 食人大統領アミンが死んだそうです。
読みました。……、これは後味悪い話です。簡単にストーリーを書くと、カナダの施設を追い出された男が、ロンドンに帰ってきて、自分のしたことを思い出して首を吊る話です。もう全編妄想ユンユンもいいところで、文体も、現在と過去が交錯するので注意を払いながら読まなければならず、ちょっと疲れるのですが、一章がとても短いので投げ出してしまうほどではありません。結局真相は良く分からないまま話が終わりますし、 「信頼できない語り手の叙述トリック」という、この本の売り文句は、読んでいてあまりピンときませんね。
しかし、作中にでてきた妄想描写は、僕もかなり似たようなことを体験しているので辛いです。たとえば、誰かが脳の奥で自分の失敗を嘲笑うとか、心の中に別人格を作ってつらい時はその中に立て籠もるとか、あーあるある、と思ってしまいます。こういう話はちゃんと聞いておくと妄想の海に溺れずにすむので参考になります。自分が今、狂っていることを理解さえしていれば、おかしな言動をしなくて済みますし、かえってそれを楽しむことさえできます。それに僕は知っています、このような妄想は実はとても弱いものなのです。よく眠り、たくさん人と会話をして、おいしい食べ物をお腹一杯たべ、お薬を飲み、変な毒は避けて摂らないようにすれば妄想はかなり軽減されます。このお話の主人公も、ちゃんと処方されたお薬を飲んでいれば良かったのにと思いました。
“私は頭のなかをふたつに分けることを覚えた。頭の前のほうは家でほかの人々のいるときに、後ろはひとりでいるときに使った。母は前ではなく後ろに住んでいた。前と後ろを巧みに移動できるようになると、生きるのはらくになった。”
[パトリック・マグラア「スパイダー」より引用]
music 項がさびしいのでなんか作ろうと思っていると、この前なんとなく oval/process を聴いていたら、不覚にも涙がボロボロとこぼれてきました。Amazon で試聴ができるのですね。決して一般受けしない音だとは思いますが、少なくとも僕は、疲れたときに聴くととても安らぎます。92diskont も今度買おう。
レミングが集団自殺をするというのは嘘らしいです。
シュールです。モンティパイソンの「神様、どうか私たちをフリカッセにしたりローストしたり、大釜で煮たりしないでください」というのを思い出しました。
from 人類の進歩と調和とせつなさと心強さと