雨の中行ってきました。いきなり渋谷駅の西口と東口を間違えるという大ボケをかまして 5 分ほど遅刻してしまいました。スーツで行くか普段着でいくかさんざ迷って結局スーツで来てしまいましたが、会場はほとんど普段着の方ばかりで失敗したかと思いましたが、その中に Haskell のシャツを着た方を見かけて、とてもワクワクしてきました。以下思ったこと。
Perl6 では文法が大幅に変わるようです。メソッド呼び出しがドットにとか(会場では「えー」という声が聞こえてましたが、どうも Perl6 ではパーサーを変えて、文法を自由に変更できるみたいなので、そういう人は Perl5 スタイルを使うのでしょう)。Perl6 を紹介していた小飼弾さんはとても面白い方で、勝手に、マイクも渡されていないのに、いろんな場面でツッコミを入れていて、それを司会の法林さんが進行の邪魔だと遮るのが可笑しかったです。
ruby-1.8 は Mac OS X には載らないみたいです。1.9 系はもしかしたら使われない。1.6.9 は出ないそう。
まつもとゆきひろさんは、とても面白い感じの人でした。なんと言うか、いい意味で子供っぽくて、「(Python 等の新機能に対して) ruby が先に搭載していた。勝ったな」とか、すげい笑いました。話を聞いているかぎりでは、いつもの文章から受けるイメージ通りの、理路整然とわかりやすい話をする人でした。(まつもとさんは問題の分割の仕方がすごくうまいと思います。「構造」を気にする、オブジェクト指向の考え方が念頭にあるのでしょうか)。あと、まつもとさんは、ずっと帽子をかぶってスピーチしていたので気になりました。頭を気にしているのかなあ、とも思いましたが、午後になったら普通に取ってましたし、あんまり帽子をかぶりながらスピーチする人を見たことがないので、なにか理由があったのでしょうか。
Python のオブジェクト指向の話はすごかったです。バイトコードから動的にメソッド追加/変更とか濃かったです。
中田伸悦さんは一番ゆっくりと喋る方でした(というか、あの会場早口な人が多すぎです質問とかも早口でまくしたてられると何を言っているのか分かりません)。休憩中にスタッフの方に、「中田さんいない?まさか呑みに行ってるんじゃないだろうな?」とか言われていて笑いました。あと、「OO は構造化の自然な拡張」というセリフは納得です。
出版社コーナーで、詳説正規表現第二版買ってしまいました。こういう衝動的なお金の使い方はあんまり好きではないですし、第一版をいつでも読めるというのに、こんな高い本を買ってしまって良かったのでしょうか。どうしてもオライリーの蟹バッグが欲しくて。でも、ポール・グラハムの Lisp 本も買っておけば良かったかもと後から後悔したり。
「キミならどう書く」は時間制限がちょっとキツイんじゃないですかね。もっとゆっくり聞きたかったです。プログラム自体はまあ普通でした。OO が貧弱な PHP が可哀想でした。
ただただしさんは文章から受けるイメージと違って、厳格な先生のような方でした。スライドにパラボラを使ってるあたりさすがだなあというか。256 倍の水色本にサインをもらっちゃいました。僕はうれしくて、舞い上がってしまってお礼をちゃんと言ったかどうか忘れてしまいましたので、書いておきます。ありがとうございます。
たけうちひとしさんは日記そのままに近い感じの人でした。冊子にソースコードが付いていなかったので、ちょっと議論が追いにくかったですが。
喜多淳一郎さんが一番、日記から想像していたのと違っててびっくりしました。kdmsnr さんが以前きたさんと会うと皆びっくりすると書いてましたが本当ですね。でも、話をしだすと日記そのままでした。面白かったです。
僕は偶然、たださんときたさんの真後ろにいたのですが、すごくお二人の仲が良かったのが印象深かったです。「バカが征く」で Ruby の女性ユーザーを増やす方法を検討していましたが、ある特定の趣味を持つ女性を増やすことができるのではと思ってしまいました。なんかすごく失礼なことを書いていますが、まあ思ったことですので。
全体的にとても面白かったです。関数型言語でもこういうのやって欲しいです。FL 土曜日。
なんと!!<br>真後ろにいらっしゃったんですか.<br>声掛けて下さいよー.
ですよね… 大型のプロジェクタを想像していたのが敗因でした。
あれは「O'Reilly Author cap」といってオライリーの著者だけがもらえる帽子なのです。前から欲しかったのですが、あの日、会場でようやくもらえたので嬉しくて一日かぶってました。実は普段は帽子はかぶらない人です。