# 221

>> Lightweight Language Weekend 2 日目レポート

行ってきました。朝ふたたび大久保へ。昨日遅くまでいろいろあったので眠いです。もたもたしていたら、前のほうの席はほとんど取られてしまったのでかなり後ろから観戦。隣の人がずっーとノートパソコンで mixi 日記を見ていたのでビビっていました。

LL と blog

blog 関連の話題ということで純粋な技術の話し合いというより、市場性やらユーザーの動向、ツールの話題が多くて、そんなに興味が引かれるというわけではありませんでした。MT とか Plone とかよく知らないですし。tDiary で Ruby による世界征服は「制服」じゃないのかとか、発表者が発表しながら日記を更新するだとか、そんなくだらないことばかり気になっていました。思ったのは blog ツールはその言語のキラー・アプリケーションとなる可能性が高いのだなあ、ということです。python での zope、ruby での tDiary と言った風にです。perl は、まあ、最初から有名ですか。あと、livedoor の人の前で囲い込みの話をしてたのはちょっとドキドキしました。そのことは誰もつっこみませんでしたが。日本では blog でも日記のように日単位で使いたいという要望が多いそう。あと携帯端末からの投稿とか。

お昼は吉野家で牛鉄鍋。あんまり美味しくない。会場に帰ってきたら大スクリーンにここの日記のトラックバックが表示されていてビビる。「その場でどう書く」の参加者たちの様子をアナウンスしていて、python の磯さんがメカニカルキーボードを持ち込んでカチャカチャ音で他参加者にプレッシャーを与えている、というのは受けましたね。ノートのキーボードでプログラミングするよりも有利かもしれませんし。

Lightning Talk

これは面白かったです。発表時間が一人 5 分なのでどんどん情報が流れていって刺激になりました。

  • shelachy さんの reaction プログラミング紹介はほとんど手がかりを得ないまま終ってしまいました残念。なにが得なのかをさっさと喋ったほうがいいのかも。
  • 平内さんは scheme の utli.match の話。マクロ万歳マクロ最高というのは柔軟で強力なマクロを持つ scheme ならではですな。
  • 野首さんは Linux Zaurus で /bin/sh を使おう。それには busyBox で、という話。/bin/sh じゃ足し算もできないよとか思ったり。会場ではみんな笑っていました。
  • 久井さんは gauche-gl で gauche-gl のプレゼン。勝手にページが進むので確実に時間内に収まるという画期的な方法でした。ストリームで時間とコマを表現して、ストリームの手続きでアニメーションを操作できるというのはなかなか面白いと思いました。赤い箱が緑の箱より三倍速いというのも笑えました。
  • 高橋さんは日本 Ruby の会の紹介。結論は ML に入れということ。Ruby ユーザやデベロッパを支えたいという目的だそう。ふむふむ。プレゼンは HTML でやっていて一番字が大きくてとても見やすかった。
  • ささださんは yarv の紹介。未踏ユースでやっているので確実に結果が出るのがうれしい。ruby が速くなるのはよいことです。AOT コンパイラのことも考えているのが凄い。あんな変態言語はパースできないなんて言うのは笑ってしまいました。
  • 山本さんは Plone の紹介。うーん Plone あまり知らないのでよく分からず。外人さんたちがお家でトレーニングしているのはほのぼのしています。
  • 奥さんは Apache mod で like zope みたいなフレームワークを作る話。ブラウザ上の Web ベースの IDE や GUI でデバッグするなんて機能も面白そう。どうやって実装するかはよく分かりませんが。関係ないですが、プレゼン中に MSN Messenger からメッセージが来ていたので笑ってしまいました。
  • 安達さんは RSS リーダに python を組み込む話。あまりに簡単で 3 分でできる。ドキュメントも充実してるよとのこと。文字列操作ぐらいしかしていなくてもったいないとのこと。そういえば組み込み ruby の話はあまり聞きませんね。python 組み込みエディタなんて有名です。
  • 早川さんは LL 侍。これは面白かったです。ギター侍のことはぜんぜん知らないのですが、だいたいネタは分かりました。何言語をまな板にしているのか聞き取れないところがちょっとあったのが残念。

休憩中にkakutani さんに挨拶。ネコの話で盛り上がりました。だいぶイメージと違うとか言われてちょっとショックだったり。tDiary 2nd のかずひこさんともすれ違って、よっぽど日記ホスティングさせてもらっている礼とか言おうと思いましたが、勇気がわかず断念。

その場でどう書く

いろんな言語で Web 予定表を。

  • Haskell は kahua みたいに継続を使うのですね。コードの意味はよくわからんがとにかく凄いアプリでした。HTML ソースに長ーいデータが埋め込まれているのは笑いました。
  • Pnuts は JSP っぽいことをやっているのでしょうか。フォントが小さくてソースがよく読めませんでした。バックエンドは HSQL で適当な JDBC にならなんでも繋ぎ変えられるのも便利そう。
  • Python はインターフェイスが一歩ぬけてキレイ。python の方々はスライドといい、デザインがうまいです。ちゃんとコメントが充実しているのも凄いです。HTTP サーバ側も Python でざっと作っているのもさすがです。磯さんが最後に言っていたどんな言語でも最初に Lisp 処理系を書いてみる、というのはかなりいいです。
  • Ruby はそれを WEBrick でやっていました。やっぱり cgi.rb はなんかちょっと使いにくいそう。YAML の Why (the lucky stiff) さんのこととか、ネタを知っているといちいち細かいことで笑えていいですけど他参加者はポカンとしていたかも。会場で中田さんのプログラミングを見られてよかった。ちょっと変更するごとコミットしているところとか。
  • Perl は Webmin 内にカレンダー機能を作るというなかなかトリッキーなことをやっていました。文字列をざっと書き換えたりとか、Perl らしい汚いやり方(褒め言葉)で実装していたように思えます。2004 年を越えられないのは残念。
  • もうひとつの Perl は小飼さんの。Wiki 風で非常に短くてシンプルな実装。ちょっとちゃんとソースを眺めてみたいと思いました。
  • もうひとつの Ruby はたださん。というか tDiary じゃねーかというか。実は僕も似たようなことを考えていましたがそのままやるとは思いませんでした。予定表なのにトラックバックがついていたりテーマが使えたりものすごく豪華です。笑いました。

いや、面白かったです。全体的に python と squeak が株をあげていたと思います。python はアレですが、squeak はちょっとチェックしないといけません。スタッフの方々はお疲れさまです。またこういうのがあれば是非参加したいと思いました。

帰りの電車の浴衣姿の多いこと。花火大会があるそうです。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]
<< かずひこ (# 221 17:08)

ぬぉぉ、声をかけてくださったらよかったのにぃ...<br>ていうか、来年は全員名札必須にしてほしい。

<< 多分かずひこ氏の近所にいたkitaj (# 221 17:32)

↑同じく.<br>確かLLSのときもニアミスしているハズ.残念.

<< 自分 (# 222 13:45)

ごめんなさい、またの機会ということで。というか、やっぱり飲み会に参加しないと声をかけづらいものがあります。きたさんにも会いたかった!名札必須だとよかったかもしれませんね。


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