# 103

>> なんていい天気なのでしょう。お昼ごはんのあとベンチでまったりしていたら、そのままウトウトとお昼寝をしてしまいました。意識を失うまえに携帯電話のアラームをかけておいて良かったです。さもないと夕方までぐっすりと寝てしまうところでした。

というかあんまりに暖かいので頭の後ろのあたりが、ぼんやりと熱っぽく、何も考えられませんもう寝ます。なんのニュースもありません。(これは嘘です実はイーガン「Closer」があんまりに素晴らしいので個人で訳そうかと考えているのですが、訳語のジェンダー問題があんまりに面倒くさいのでやっぱり止めようかとも考えています。やりもしないのに宣言するのは良くないことです)。

何日か前に引用したこれ (今日の次は今日、...) がどうにも心に引っかかると思ったら、シェイクスピア「マクベス」との対比ですよ。

明日、また明日、また明日と、時は 小きざみな足どりで一日一日を歩み、 ついには歴史の最後の一瞬にたどりつく、 昨日という日はすべて愚かな人間が塵(ちり)と化す 死への道を照らしてきた。消えろ、消えろ、 つかの間の燈火(ともしび)! 人生は歩きまわる影法師、 あわれな役者だ、舞台の上でおおげさにみえをきっても 出場が終われば消えてしまう。白痴のしゃべる 物語だ、わめき立てる響きと怒りはすさまじいが、 意味はなに一つありはしない。

うーん、シェイクスピアは全部名台詞です。訳は Google で最初にヒットしたサイトから盗んできました。Tomorrow and tomorrow and tomorrow といえば、ヴォネガットの短編「明日も明日もその明日も」ですよ。ユーモラスな人口過剰タイプの未来小説です。 が欲しくてたまりませんが、 もほしくてたまりません。ああ、どっちにすればいいのでしょう。

そういえばシェイクスピアもウィリアムですよ。ギブスン、バトラー・イェイツもブレイクもウィリアムです。ああヘンリー・ゲイツ三世もそうです。そういえば Eclipse の虎 Java 対応プラグイン (コードネーム:チーター) が出たそうですが、それをウィリアム・ブレイクのアレ「虎よ!虎よ!……」となんとかからめて紹介しようとしましたが、やる気がでません。やる気がでたら書けるようにここにメモしておきましょう。

>> [book]イタロ・カルヴィーノ「アルゼンチン蟻」

読みました。「アルゼンチン蟻」は不思議なお話です。一家 3 人が引っ越したところは、蟻がどこにでも湧き出てくる嫌な所。それに馴れてしまった不気味な住人たち。住人たちと対立して糖蜜をいろんなところに塗りたくる役人は何かの比喩なのでしょうか。最後に蟻の出没しない海にいって気持ちよく終わるのが良かったです。 「木のぼり男爵」は傑作です。


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